離婚率の高い妻側の浮気調査
明治時代までは姦通罪という妻のみに課せられた貞操義務に関する刑事罰があったように、妻側の不貞に対する日本の歴史背景や夫のメンツが潰されたという部分も影響してか、ガルグループの統計では夫の不倫での離婚率が30から40%なのに対し、妻の不倫での離婚率は70%近くになっています。
また、それだけ妻の不倫での夫が受けるショックは大きく、悩みや苦しみも深刻であることも計り知れます。
妻の不倫が原因で離婚に至るケースでは、不倫をしたそもそもの理由は夫のDVやモラハラであったと論点をすり替えられるケースは非常に多く、不貞行為の証拠収集と並行してDVやモラハラを主張されることを想定して証拠を残しておく必要があります。
言い逃れ度の高い妻の不倫
浮気調査で不貞行為の証拠を確保した後、最初の話し合いの時点で自身の不倫を素直に認めて、心からの謝罪をする可能性は女性の方が低いという傾向があります。
言い逃れができない不倫の証拠を突きつけられない限り、決して不貞行為の事実を認めようとしないというのは男女に共通してみられることですが、夫のことを「何もできない人」と下に見ていたり、女性の方がより覚悟をして不倫をしていることが多いのもその理由です。
中途半端な証拠での不倫追求は、逆に夫が悪者にされることが考えられることから、しっかりとした証拠を確保した上で話し合われることをお勧めします。
離婚は周囲から夫の責任とみられてしまう
妻側の不倫が原因であったとしても、事実関係を明らかにせず離婚してしまうと、周囲の方から「離婚は夫の責任」と思われがちであることから、そのまま名誉を回復できないまま「妻を離婚に追いやった男」「妻と子供を捨てた男」という立場で生活していかなければいけないことが考えられます。
また、子供がいる場合は、元妻が子供に真実ではない離婚原因を話し、それを信じたまま大人になってしまう可能性があります。
大人になった子供に真実を話す機会があったとしても、離れて暮らしてきた父親からされる何の材料(証拠)もない「お母さんが不倫をしたんだ」といった話しを信じてくれるかどうかは子供次第となってしまいます。